ながらくブログを更新できていなくて申し訳ありませんでした。
久々の投稿は、久々の自分の山行です。
私のこよなく愛するマイナー名山、黒部別山の大ヘツリ右ルンゼを登ってきました。
黒四ダムより旧日電歩道を黒部川沿いに下った、別山谷出合付近。今年は黒部の谷の中の残雪が多く、まだ雪渓が道を覆っています。
大ヘツリ左ルンゼより先はまだ手つかず状態の未整備。
結構スリリングです。
帰路、登山道整備の方にお会いしましたが、まだ白竜峡あたりの残雪が多いのが問題だとおっしゃってました。私の個人的な感想ですが、今年は下の廊下の登山道開通は難しいのではと感じます。
大ヘツリ右ルンゼに入ります。
下部は藪が多く、大きいとかきれいとかいった滝もなく、さえない渓相です。
二股を右に入ると、登りやすい順層のスラブ滝になり、快適にグングンと高度を稼げます。上部で登れないスラブ壁になってきてから左の藪尾根に上がります。夕方からガスが濃くなってきました。
前日は上部のリッジに上がった頃には暗くなり、リッジの裏側の小テラスで3人で座ってビバークしました。写真は翌朝に、座っている自分のひざを写したもの。意外と快適なビバークサイトでした。
目の前には大タテガビン第一尾根が。
ビバークサイトから3Pほどで大ヘツリ尾根の本稜に上がります。そこからの大ヘツリ尾根の上部。紅葉もきれいでした。
このあとチムニー状ルンゼを下降して下山しました。
おまけで、同定しにくい黒部別山の沢の出合です。中のガビン沢出合。
大タテガビン沢出合。
大ヘツリ左ルンゼ出合。