9月27、28日の週末、谷川岳に行ってきました。
27日早朝に土合口に集合、そしてすぐにアプローチを開始し、この日は南稜の往復です。
27日は朝のうち曇っていたので、この写真は28日のものです。
一ノ倉沢はいつも、出合から眺めると、こんなに立っていたっけなあ〜、と思ってしまいます。これはテールリッジ末端からのもの。それにしてもこれだけの壁は日本には貴重です。
南稜に取りつき、登っている途中から晴れてきました。写真は主稜線方向の中央奥壁です。紅葉もこの標高は見頃です。
南稜は気持ちよく登れました。取付く時刻が遅かったためか、同時に登っているパーティーが一つ、降りてきたパーティーが一つでした。テールリッジを慎重に下り、土合口に戻りました。
28日は2ルンゼからザッテルを越えて主稜線まで登ります。
これが2ルンゼ。このルートは2回目ですが、どうも白山書房「日本の岩場」の記述とはイメージが違います。もう少し手間がかかります。狭いゴルジュの中は、濡れたスラブや岩がボロボロの滝もあります。
やっと上部に抜け出てきたところ。
2ルンゼから南稜をズームで撮ってます。この日は我々と同時間で8人が取付いてました。
ザッテルを越えると、滝沢上部の景色が広がります。正面の岩溝がAルンゼ。今回は最初Cルンゼに入り、途中でBルンゼに乗り換えるラインで登りました。これが一番やさしく、自然なライン取りになると思います。これだと最後も、悪い草付に入ることなく笹薮こぎで主稜線に出ます。
主稜線には明るいうちに出ましたが、西黒尾根下降中に暗くなり、長い一日となりました。